1.お婆ちゃんがくれた「魔法の一言」

今回は、私が体験した「ありがとう」の驚くべき力についてお話しします。

斎藤一人さんの教えである「天国言葉」には、たくさんの素敵な言葉がありますが、私が最もその力を実感しているのが「ありがとう」です。

きっかけは、就職して間もない頃の苦い体験でした。

その日は一日中仕事がうまくいかず、イライラしながら駅ビルを歩いていました。ふと、前方のガラス扉からお婆ちゃんが来るのが見えたので、私は扉を開けて待っていました。

その時、お婆ちゃんが笑顔で言ってくれた「ありがとうね」という一言。

不思議なことに、それだけでさっきまでのイライラがスッと消えてしまったのです。「言葉には、心を一瞬で変える魔法がある」そう確信した瞬間でした。

2.車内を「自分だけの聖域」に

それから数年後、ある本をきっかけに「ありがとう」をたくさん唱えてみようと決意しました。

ただ、外で言うのはさすがに恥ずかしい(笑)。そこで、私は駐車中の車内を「実践の場」に選びました。

カウンターを片手に、最初は小さな声で、周りに人がいない時を見計らって「ありがとうございます……」と唱え始めました。1,000回を超えると恥ずかしさは消え、1日2,000〜3,000回。10日ほど続け、累計25,000回に到達した時に「それ」は起きました。

余談ですが……😅

後日、友人から「あの時、車の中ですごい勢いで何か言ってるのが見えて、マジで怖かったよ」と言われてしまいました。本気で取り組む姿は、端から見ると少し不気味だったかもしれません(笑)。

3.涙とともに溢れ出した感謝

25,000回を超えた時、突然涙が溢れて止まらなくなりました。

「ありがとうございます」と言おうとしても、嗚咽(おえつ)で言葉にならない。それでも必死に唱え続けていると、これまで自分を支えてくれた家族や友人、同僚の顔が、次から次へと浮かんできたのです。

「自分は一人で生きてきたんじゃない。こんなにもたくさんの人に助けられてきたんだ」

そう心から思えた時、ただ生きているだけで幸せだという、温かい気持ちに包まれました。

4.日常に灯った「光」

この体験以来、私の日常の見え方は鮮やかに変わりました。

4人の子供たちが並んでゲームをしている姿

妻と映画を観ている、何気ない時間

以前なら当たり前だと通り過ぎていた光景に、幸せを感じて涙が出るようになったのです。

仕事でも、あれほど嫌だった同僚が気にならなくなり、上司の言葉に過剰反応することもなくなりました。今では、困ったことが起きても「これは後で起きる良いことの伏線なんだ」と、前向きに捉えられるようになっています。

5.ここまで読んでくださったあなたに

「25,000回もやるのはちょっと……」と思うかもしれません。

そんな方は、まずは身近な人に一言、伝えてみませんか?

それも恥ずかしければ、毎日頑張っている自分に「ありがとう」と言ってあげてください。

あなたの日常が、温かい「ありがとう」の光で溢れることを願っています。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。